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ローソクチャート(ローソク足)とは
ローソクチャートとは、お金の大体の値動きを表す時に使う記号のようなものです。
日毎の場合は「日足(ひあし)チャート」、
週毎の場合は「週足(しゅうあし)チャート」、
月毎の場合は「月足(つきあし)チャート」の主に三種類があります。
他にも分毎や年毎など様々なのがあります。
どのように値動きしたか判断する方法を見ていきましょう。
まず大きく分けて「陽線」と「陰線」があります。
・陽線と陰線
例えば1/1 00;00の始値(はじめね)より1/2 00;00の終値(おわりね)が高ければ白の「陽線」、低ければ黒の「陰線」。
つまり、買った時よりも高く売れれば白、安ければ黒ということです。
・上ヒゲと下ヒゲ
上の線はローソク足の期間で一番高い値(高値)を示します。反対に下の線は一番低い値(安値)を示します。
では次はローソクチャートをどのように役立てるかという事を見ていきたいと思います。実際のローソクチャートを見たいと思います。
上昇・下降トレンドを探す
「上昇トレンド」とは比較的陽線が多く価値が高くなっていき傾向のことです。
上昇トレンドの途中で買えばもちろん利益がでます。
そのためにトレンドを確認し、そのトレンドが今後も続くかどうかを探るのがチャートの役割です。
上昇トレンドでは、高値も安値も位置が上がっているのに対して、下降トレンドは高値も安値の位置も切り下がっています。
つまり、上昇トレンドになる1つ目の条件は、
前回の高値を越えていく動きが必ずあるということ。
高値というのは、他の人が「もう上がらないだろう」と思った時に売る値です。
前回の高値を「権力などに対する抵抗」ということで「レジスタンス」と言います。
安値というのは、他の人が「安いから今ならお得だ」と思った時に買う値です。
前回の安値を「支援をする」という意味の「サポート」と言います。
ここで上昇トレンドになる2つ目の条件は、
価格がいったん下がっても、前の安値までは下がらないことです。
まとめると、上昇トレンドの見極め方は
前の安値までは下がらないこと、前回の高値を越えていく動きがあること。
そのためにローソクチャートがあるということです。
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円高・円安
そもそも現在お金の価値を表す「為替レート」は常に変動する変動為替相場制です。
コレを利用することで損益をだすのです。
つまり、もし為替レートが常に一定の固定為替相場制ならばFXというのは成立しないのです。
変動為替相場制だからこそ日本円の価値が変動して円高・円安という現象が起きるのです。
円高とは言葉の通り「円の価値が高い」ということです。
例えば、先日は1ドル=100円で交換できたのに対して、今日は1ドル=80円で交換できるということです。
つまり、円の価値が高いので安く1ドル買えます。
しかし、これは円高の時の「1ドルを買う立場」の場合は良い話です。
それは、逆に「1ドルを売る立場」の時です。
例えば、ジュースを外国の方に1ドルで売ったとして先日なら1ドル=100円で100円で交換できたのに対して、今日は1ドル=80円で80円と交換することになってしまうのです。
つまり、円高の時「売る方は損だけど買う方は得」になります。
円安は円高とは反対で「円の価値が低い」ということです。
円安ならば上記とは反対になります。つまり「1ドルを買う立場」の場合デメリットであり「1ドルを売る立場」の場合メリットがあるということです。
つまり、円安の時「売る方は得だけど売る方は損」になります。
円高・円安の要因は先程説明しましたが、現在の日本の政策や各国の情勢も含めてもう少し説明したいと思います。
1つは米国の新しい大統領ドナルド・トランプ氏などの外国に影響を受けての円高・円安です。
例えば、トランプ氏が公言している所得税と法人税の減税です。所得税は現在の7段階の累進税率を12%、25%、33%に引き下げ、最高税率は現在の39.6%から33%に引き下げ、法人税の減税を35%から15%に引き下げるそうです。
さらにトランプ氏は公共事業投資による雇用の創出で公共事業に関係する会社の業績を向上させ、経済へのプラス効果を狙っているのだと思います。これは日本の円にも影響を与えると思われます。
減税されたということは確実に以前よりは出費は減るので海外で工場を作って製品を作って売ろうと考える人もいると考えられます。
海外に行くということは円を売って他の通貨を買うことになるので、円の価値は下がります。
つまり円安になります。
まとめると円高・円安にはそれぞれのメリットとデメリットがあるのです。それは個人と国とでも違いますし、その時に「何を」するかでもかわってきます。しかも、そのレートは日々変わりちょっとしたことで様々な動きをするので予測することはできても100%ないので覚悟のある方がやるべきだと思います。
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取引手順
買いたい時に買って、売りたい時に売ることを成行注文と言います。
FXをする時にこのような画面が出ると思います。
「Bid」というのは通貨を売った場合の為替レートになり、
「Ask」というのは買った時の為替レートになります。
なぜ売った時の為替レートと買った時の為替レートの値が違うのかというと真ん中の上の数字を見て下さい。
その値と「Bit」と「Ask」の値の差が一致します。
この値は「スプレッド」と言ってFX会社の利益になる値です。
そして「5,0」は50銭という意味で0,05円を表します。
注文をすることを「約定する」といいます。
また、この値は少しずれていることがありそれを「滑る」といいます。
成り行き注文は自分で売買したい時にしますが、
「指値」を設定することで勝手に売買してくれるものもあります。
「指値」とは「00値になったら売買して!」という値です。例えば、「76円を下回ったら買って」みたいな値です。
取引スタイル
この取引スタイルですが、
「中期保有型」、「デイトレード」、「長期保有型」の3種類があり、どれくれいの時間とお金を投資に使えるか、どれくらいの期間の取引をしようと思っているかによって投資方法は変わってきます。
・「中期保有型」
少ない資金でそこそこの利益を得たい人や時間があまりない人に向いている取引を得られます。
この取引スタイルは数日~数週間保有して様子を見ながら売買するものであるので、毎日ローソクチャートなどを頻繁に見ることのできる方におすすめです。
・「デイトレード」(デイトレーダー)
この取引スタイルは、短期取引で、時間に余裕があり、じっくり考える時間がある人や小ない資金で大きな儲けを求める人や集中力や自分で売買するタイミングを判断できる方におすすめです。
なのでFX初心者のは難しいかもしれませんので慣れてきた方や自信がある方利用されています。
差益の利益ではなくスワップポイントを主に利益として狙う取引スタイルで、その保有期間は、数カ月以上です。 この方法は短期的な利益は少ないのですが、スワップポイントで少しずつ利益が稼げるのが特徴です。
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FXとは
FXとは、外国為替証拠金取引といい、
英語で言うとForeign Exchange Margin Tradingです。
つまり「お金の売買」です。
お金をモノと考えて「安く買って高く売る」というのが目的です。
例えばですね、米国に旅行に行く前に1ドル=200円だとします。
この1ドル=OOO円というのを為替レートと言います。
100万円をドルに交換すると5000ドルになります。
一年後に日本に帰ろうとするときの為替レートはその国の景気などで変動してますよね。
もし円高ドル安で、1ドル=400円になって5000ドルが200万円になるかもしれません。
しかし
逆に円安ドル高で、1ドル=100円になって5000ドルが50万円になってしまうかもしれません。
もっと簡単に言いますと、
今100円しか持っていないとして1ドル=100円で交換しました。
1ドルしか持ってません。でも明日1ドル=120円になっていて、交換したら20円儲かるかもしれないということです。
これが、もし1億円全部交換したとして同じような条件でしたら、2000万円儲かるのです。
この為替レートは1秒単位で変化するので、
FXではほんの数分だけでも十分な結果を出すことができます。
つまり、
FXとはこのレートを使った差額によって利益を得ることなのです。
しかし、このレートは様々な要因で変動します。
例えば、
・金利の変動、中央銀行の政策金利の変更
一般に金利が高くなった国の通貨は上がり、金利が低くなった国の通貨は下がる傾向があります。
・中央銀行の為替介入
例えば、これ以上の円高は日本にとってよくないと日本が判断した時、日本銀行に円売りドル買いをさせることです。
・経済指標の発表
予想と違う実績値の発表は大きな為替変動要因となることがあります。
・地域紛争・戦争
紛争や戦争が経済に大きな影響を与えると懸念された時、為替相場の変動要因となることがあります。
など、本当にいろいろあり、完璧に予測することは不可能だと思います。
なので、誰でも簡単に儲かるわけではありません。
そこらへんもしっかりと考えたうえでFXをお考え下さい。