ファンダメンタルズ
ファンダメンタルズとは、英語で「基礎・基本・根源・重要」という意味で国や企業などの経済状態などを表す指標で「経済の基礎的条件」と訳されます。ファンダメンタルズの材料となる経済指標は、週・月・四半期ごとに各国により発表されており、この発表の前後に大きく変動するのです。
つまりこのファンダメンタルズが為替や株価を変動させる要因になるということです。
このファンダメンタルズを利用してFXをやる人を「ファンダメンタルズトレーダー」といいます。「ファンダメンタルズトレーダー」は、ローソクチャートなどをあまり参考にせずに景気や情勢などの世界の流れを見極めながら「いま〇〇〇〇がはやってるからここに投資しよう」とします。しかしながら噂などでも簡単に変動してしまいます。
先程のファンダメンタルズの材料となるものは国で発表される経済状況やニュースです。
例えば、日本の首相が日本の利益のために衣服の会社にたくさん援助すると公言したとします。そしたら少なくとも衣服の業界に投資家が投資しようとします反対に、ある国が大量に他の国からお金を借りたり情勢が良くないのならば誰も投資しようと思いませんよね。
それに加えて、一国の情勢だけでなく全世界の国の情勢を注意しなければなりません。その理由としては、もしトランプ氏が「A国とは貿易をしない」となったらA国に投資しようと思いますか?おそらく思いませんよね。
これが「ファンダメンタルズ分析」です。これはファンダメンタルズをもとに投資することです。つまり、ファンダメンタルズ(国や企業などの経済状態などを表す指標)を使う投資を「ファンダメンタルズ分析」といい、この投資家を「ファンダメンタルズトレーダー」といいます。
ファンダメンタルズ分析の悪いところは、
・そのニュースや状況が本当になるのかわからない
・テクニカル分析よりも情報を得るのがおそい
・もう既にファンダメンタルズが織り込まれてるか判断できない
などあります。この3つめは難しいかもしれません。これは、ファンダメンタルズも織り込んで現在の相場なのかもしれないということです。
例えば、好調だった飲食店がすこし赤字になってしまいました。後日この飲食店が不祥事を起こしていたということが報道されたとします。なぜ赤字になってしまったのでしょう?
不祥事を起こしていたから下がってしまったかもしれないですし、たまたま下がってしまっただけかもしれません。これがなぜ悪い点かと言いますと、不祥事を起こしていたから下がってしまったとするとその後の飲食店は同じくらいの赤字が続くと予想ができます。しかしもしたまたまその期間だけ下がってしまったとしたら翌月報道のせいで、さらに赤字になることが予想されます。
ファンダメンタルズの良いところは
・なんといっても相場に一番影響がある。
・変化が緩やか
などがあります。