RSI

 RSIとは「Relative Strength Index」の略です。日本語で訳すと「相対的な力の指数」となります。

 RSIは過去の値動きに対する上昇幅の割合をグラフ化したものです。もっと簡単に言いますと特定の期間の相場の変動が今までの変動の中でどのくらいの値動きなのだろうか?ということです。

例えば、過去におおきな変化が頻繁に起きていて特定の期間の相場の変動がいままでよりも小さかったらRSIは低く、反対に過去にあまり動きがなく特定の期間でおおきな変化が起きたとしていたらRSIは大きくなります。

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 RSIは0%~100%の間に必ずあります。 

設定した特定の期間の変動幅が過去の動きと変わらなかったら50%、

設定した特定の期間が過去の動きよりも大きく相場が上昇しているならば51%~、

反対に特定の期間が過去の動きよりも大きく相場が下降しているならば~49%

ということになります。

 RSIが70%以上の場合、過去の動きよりも大きく相場が上昇しているということなので買われすぎていることで、30%以下の場合は売られすぎているということです。

つまり70%以上で“売りサイン”を表し、30%以下で“買いサイン”表します。

これだけでなく50%を境界線に次にどのように相場が動くのか予測もできます。つまり50%を下回った時点で下降の勢いが強くなったことを示し、上回ると上昇の勢いが強くなったことを示します。

 他に使い方としては「ダイバージェンス法則」を使うことです。

ダイバージェンス法則」ローソクチャートでは上昇してるのにRSIでは下降している時に相場が反落するという法則です。

しかしこのRSIはトレンドが強い相場になるとあまりうまく機能しなくなります。なのでまずトレンドを見極めたりすることが重要です。

一般的に使用されている数値は、日足だと「9,14,22,42,52,」週足だと「9.13」を使用している方が多いです。RSIだけで売買のタイミングを決めるのではなく移動平均線などを併用してつかうのが基本になっています。他にもファンダメンタルズ分析との併用、ボリンジャーバンドとの併用、MACDとの併用でより効果を発揮できるようになります。